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<苫小牧・東> 不平等の原点とは…「人間不平等起源論」
こんにちは♪
建成ホーム・工務部の <東> です。
今回も読んだ本を紹介させていただきます。
紹介させていただきますのは、「人間不平等起源論」という本で、思想家ルソーが著作。
フランス革命にも影響を及ぼした本です。
内容をざっくり分けるなら、最初はルソーの求める理想国家、法律、自由についての捉え方。次に不平等はどこから始まったかの推測が主な話かなと思います。
内容を紹介するとまた長いので、人間の不平等はどこから来たのかという推測のお話を自分なり解釈し書かせていただきます。
想像してみてください。
あなたはこれから自覚をもった原初人間の一人として生まれました。
(野生人として書かせていただきます)
今後の生命活動のために水、果物を探しに行きます。
(歯の形状と腸の様子から元々は果物を食べる生き物らしいので)
そうすると、自然と川など水の近い所を拠点として生きていくことになるでしょう。
そこで生活していると水のある場所も限られていますので、自分に似た生命体が意図せず近くに住みついていくことになるでしょう。
まだそのころには意思疎通などの観念もなく、そもそも同じ考えの持った生物と認識していないので、おのおのが別に行動して生きていきます。
そうしていると神様のきまぐれなのか雌雄という性別が野生人にはあり、本能的に接触し、子供が出来ました。
その野生人には憐みの感情などの本能も持っていたので、子育てをし、雌と子供の一つの社会が出来ました。
(雄はそのころは子育てに協力できないのでどっかいったかもです(笑))
そのように過ごしていると獰猛な生物に襲撃されてしまいました。
身体能力で劣っている野生人は狙われたものは食べられてしまい、同族という認識すら持っていなかった他の野生人は散り散りに逃げてしまいました。
それを繰り返しているうちに、水と果物のない土地に追われ、飢餓が襲うようになりました。
ですが、人間の本能の一つに模倣というものが与えられていました。
他の動物を観察しているうちに、水と果物以外にも肉を食べれることを知りました。
寒い時期には、寒い中元気に動き回っている動物を見て、毛皮で暖を取ることを知りました。
火山の噴火や落雷から火の存在を知り、偶然にも何かの激しい衝突による摩擦から火を生み出す力を認識しました。
さらには、他の動物が巣を作っているのを真似て、住処を作れるようになりました。
そうして、また水のある所に戻り、得た知識を使って生活すると、自分と似たような行動をする野生人がいる事に気づきます。
そこから他の野生人も自分と同じ考え方をしているのだと判断し始めます。
以前とは違い各野生人が住処を作り、各々が雄雌、子供という家族が出来て住むことで、縄張りというのを認識するようになります。
そうして過ごしていると、また獰猛な動物に襲われます。
今度は各々が自分の縄張りを守るために偶然にも協力して、獰猛な動物を倒してしまいます。
その経験から獰猛な動物も協力したら倒せることを知り、今まで野兎が食料だったのに熊まで食料にすることが出来るようになりました。
ここからの発展が不平等などの色んな観念の始まりと推測します。
同族という認識が出来き、協力関係が出来て、身の安全が保障されてくると暇というものが出てきます。
今までは、身の安全が保障されていなかったので、暇があれば睡眠をし、体力回復に努めていたのですが、それすらも必要がなくなったからこその暇です。
暇が出来るとその時間をつぶすために歌を歌ったり、踊りをしたりなどの娯楽を生み出します。
そこから歌や踊りが上手い人、下手な人などが出来てしまい、歌や踊りが上手い人ほど注目を集めてしまいまい、比較というものを認識してしまいます。
ここから不平等の観念が出来てしまいました。
その時に観察によって他の動物と比べ、優れているという自尊心が芽生えるだけで済めばよかったのですが、同族と比較してしまったがゆえに、他の野生人に優位に立とうと考えてしまいました。
そのために嘘をついて優位に見せかけたり、力で優位性を認めさせるために争いが起きるようになりました。
そこで済めばまだよかったのですが、同族と協力することにつれて家族内で済んでいたルール、例えば言葉などが共有してきたりしていて、世代で終わっていた知識が引き継がれていくことになり、さらにルソー曰くは小麦と鉄を発見してしまったが故にさらなる発展をし、それぞれの世帯にも格差が広がっていきました。
やがては自分の土地を広くするために争い奪っていき、格差も広大していき、不平等がだんだんと出てきました。
という所から現在まで進んでいき、今もそこで留まっています。
さらなる人類の理想的な発展とは何か。ルソー著作の「エミール」だったり、「社会契約論」に書いていそうですので、これもまた買って読んでみたいなと思います。
かみ砕いて書いたつもりが、逆に認識の間違いで本書とは違う事が書いてあるかもですので、もし興味をもたれたら読んでみると面白いかもです(笑)
本日も読んでいただきまして、ありがとうございました!
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