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<苫小牧・東> 家の寿命
こんにちは♪
建成ホーム・工務部の <東> です。
さっそくですが、今の日本の『家の寿命』って何年だと思いますか?
ある本では、大体20年から30年だと書いております。
(あとで、その”本”をお伝えしますね)
それはあくまで、今の日本の住宅では!…です。
昔の建物は、今と比べるともっと寿命が長いでしょう。
メンテナンスはあれど、歴史的建造物は何年たっても美しいままですしね。
今回は、なぜ家の寿命が20~30年なのかということと、よく建材で表される「F4」・ホルムアルデヒドの放散値の指標の事を書かせていただこうかと思います。
なぜ、日本の家の寿命が20~30年かというと簡単に言えば、建材とかで使う化学接着剤の寿命がそれくらいだからです。
例えば、合板フローリングだったり、ビニールクロスだったり、建具の塩ビシートだったりと様々ですね。
それらが段々と劣化してくるから寿命が20~30年くらいかなという事です。
それ以外にも断熱材の劣化や、外壁・屋根の塗装の劣化も考えると、確かに新築のような綺麗さや性能を維持するにはそれくらいがいい所の寿命のような気もしますね。
ある程度家のローンが払い終えてきたくらいには寿命かー。
なんだそれと思う方もいると思います。
では逆に家の寿命を延ばすためには何をすればいいのかというと、極力化学接着剤を使わない家を建てることになります。
例えば、フローリングを無垢材、壁を漆喰、建具周りを自然素材にしたり、屋根外壁も石や漆喰にしたりなど基本的に自然素材で固める家づくりです。
・・・すみません。
ここまでですとただの企業PRですね(笑
ではなぜ、その家を他の会社さんとかも作っていかないのかなと言いますと、それをすると金額が結構高く跳ね上がるからですね。
(後々のメンテナンス費用等は一旦置いておけば)
ここまで金額がなぜ変わるかというと、基本的に自然素材より工場とかで作りやすい既製品の方が大量生産出来てコスト的にも安く済みますし、施工もしやすくなっているので安く済ませることが出来るのですが、自然素材ですとなかなかそうもいかないので、高くなってしまいます。
理想があれど、高すぎる家というのもなかなか買えないところです。
より先を考えるとこうも考えられます。例えば、自分のお子さんやその孫など代々まで考えると、流石に劣化しきった家に住み続けるというのは考えにくいでしょうし、住みたくても大がかりなリフォームがいずれ必要になるでしょう。
たいていはそれぞれの理想があると思いますので、それぞれで家を建てることになるでしょう。
、、、ということは空き家がどんどん増えてきます。
取り壊すにしても建築廃材が多く、化学製品だと簡単に処分できないものがかなり出てくるかと思います。
その気はないにしろ、自分よりも幼い未来の人達に負担をかけ続ける事になるでしょう。
最近の若者はというのは恥ずかしい言葉ですね(笑
とはいえ、自分たちが生活を苦しめる程のことをしても、それもそれで意味がないことですから極端はだめですね(笑
話が脱線してしまい申し訳ございません。
なので、今の日本の家の多くは寿命20年~30年かなといったところです。
次に「F4」。
ホルムアルデヒドの放散値の指標について書かせていただきます。
F4の建材を使っているから化学物質も安心ですよ(^^)・・・というアピールもあるかと思います。
実はある本にはホルムアルデヒドは人体に対して大した問題ではないと書いております!
その理由も書いてあります。
それどころかよく食べている人もいるかと思います。
まず、ホルムアルデヒドとは何かといいますと、建材に使われているとすれば、化学接着剤の中でも、殺菌効果や防カビ効果に使われておりまして、接着効果のない化学物質です。
あとは、植物にも入っておりまして、役割としては防虫効果の役割があります。
よく含んでいるものは、シイタケ・リンゴ・ナシ・ソテツの実だったり、木の中に含まれている天然の化学物質です。
さらに水に溶ける物質です。
少し話が変わりますが、水と油は混ざり合う事はありません。
人の体の中にある血管壁はタンパク質と脂質で構成されており、水に溶ける物質は体の中に入ったとしても、血管壁を通過することがなく、体内で分解されて、蟻酸となり、尿として排出されます。そのような特性を持っております。
なので、過剰に摂取し続けない限り、体内に残らないので危険性は低いという見解です。
だというのになぜ、ホルムアルデヒド拡散値なんてものが出てきたかと言いますと、物を製作するに当たって、ホルムアルデヒド自体が対して必要ではないからで、簡単に代用が可能だからです。
つまりF4などのシックハウス対策というのはメーカーさんとかが手軽に対処でき、建設業の被害が少なく済むからです。
逆にいきなり厳しくしすぎるとすべてに影響が出て、成り立たなくなるのも想像つきますけどね(笑
その代わりになにが出来たかというと「24時間換気」です。
昔の家は高気密・高断熱等があまり重視されていなかったので、隙間風から上手く化学物質が逃げて換気されていたのですが、性能が良くなるにつれ化学物質の逃げ場がなくなり、充満してシックハウス症候群など発症する人が出てきたので、換気して室内の空気を綺麗にしてくださいねというのが24時間換気という仕組みの出てきた理由じゃないかと推測されています。
では逆に何がシックハウスの原因になりえるのかというと、ヒントはシックハウス症候群になっている人というのは男性よりも女性が多く、その中でも主婦の人が多いのです。
単純に家にいる時間が長いというのもありますが、理由はそれだけじゃなくて、ある仮説があります。
そのお話はこの「無添加住宅!」という本に書かれております。
実はいままで書かせていただいた内容もここから勉強させていただきました。
より詳しく知りたい方は読んでみると面白いかと思います。
他にも、なぜこのような考えにたどり着いたのかや、どのように仕組みを作っていったかなど書いておりまして。
単純に面白くもありますので、よければ見てみてくださいね(笑
本日も読んでいただきまして、ありがとうございました!
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