Yさんご夫妻と建成ホームとの出会いは2020年の夏。建成ホームのモデルハウスを訪れたご夫妻は、そこに掲示されていた「平屋の間取り例」に一目ぼれしたそうです。「それまでにも多くの会社と話をしていたものの、決め手に欠けると感じていたところでした。そんな時に『これがほしかった!』という間取りと出会えたんです」。早速、その間取りをベースにY邸のプランニングがスタートしました。
Yさんの求める家は「廊下のある平屋」でした。子どももいるので、階段という煩わしさや危険のない家がいい。でも適切な距離感は家の中にあってほしい。その両方を建成ホームは設計力で実現。LDKと子ども部屋の間にUTとウォークインクローゼットを配置し、ウォークインクローゼットには子ども部屋につながる廊下からもアクセスできるようにしました。分断ではなく「ゆるやかに区切り、つなぐ」役割を廊下に持たせることで、限りあるスペースを有効活用することができ、家の中の回遊性も高まりました。
Y邸は、延床面積25坪とは思えないほど広く感じられます。その理由の一つが、ニッチや作り付け可動棚などの造作家具で空間を無駄なく使っていること。「造作家具の希望にもとても柔軟に対応してもらえて、『自分の注文住宅をつくっている実感』が持てました。デメリットがある場合、それを誠実に伝えてくれるところも好印象でした」とYさん。なんと、家に関して後悔していることはほぼないそうです。「3回建てないと理想の家はできないなんて言いますが、1回でこれぞという家が建てられました」と話すYさんの穏やかな笑みに、住み心地の良さがにじみ出ていました。