窓は可能な範囲で最も大きなサイズに。トリプルガラスなので、真冬に窓横にいてもまったく寒くないとか。照明は、奥さん自ら探してきたこだわりの一品
Yさんご夫妻と建成ホームとの出会いは2020年の夏。建成ホームのモデルハウスを訪れたご夫妻は、そこに掲示されていた「平屋の間取り例」に一目ぼれしたそうです。「それまでにも多くの会社と話をしていたものの、決め手に欠けると感じていたところでした。そんな時に『これがほしかった！』という間取りと出会えたんです」。早速、その間取りをベースにY邸のプランニングがスタートしました。
Yさんの求める家は「廊下のある平屋」でした。子どももいるので、階段という煩わしさや危険のない家がいい。でも適切な距離感は家の中にあってほしい。その両方を建成ホームは設計力で実現。LDKと子ども部屋の間にUTとウォークインクローゼットを配置し、ウォークインクローゼットには子ども部屋につながる廊下からもアクセスできるようにしました。分断ではなく「ゆるやかに区切り、つなぐ」役割を廊下に持たせることで、限りあるスペースを有効活用することができ、家の中の回遊性も高まりました。
Y邸は、延床面積25坪とは思えないほど広く感じられます。その理由の一つが、ニッチや作り付け可動棚などの造作家具で空間を無駄なく使っていること。「造作家具の希望にもとても柔軟に対応してもらえて、『自分の注文住宅をつくっている実感』が持てました。デメリットがある場合、それを誠実に伝えてくれるところも好印象でした」とYさん。なんと、家に関して後悔していることはほぼないそうです。「3回建てないと理想の家はできないなんて言いますが、1回でこれぞという家が建てられました」と話すYさんの穏やかな笑みに、住み心地の良さがにじみ出ていました。
敷地面積は65坪。効率的な設計で、平屋ながら車2台分の駐車スペースと物置スペース、庭も確保
玄関を広くするアイデアは建成ホームからの提案。「写真などを飾りたい」という奥さんのご要望で飾り棚を造作した。たたき部分は床暖房が入っており水拭きしてもすぐ乾く。夏も冬も快適だ
玄関横の約2帖のシューズインクローゼット。キャンプ用品などの重量物もしまえるよう、頑丈な造作棚を設置した。道具が傷まず、取り出しも片付けも楽になったそう
玄関の飾り棚の裏に設置した造作洗面台。UTから独立させたことで来客者も気兼ねなく使える。上部の開口部で明るさを確保
壁と床に硬質ウレタンボードの断熱材を使用。しっくい壁の吸湿・保冷・保温効果も功を奏し、室内は外気の影響を受けることなく常に快適。「アパート住まいの時より家は広くなったのに光熱費は変わらないですね。経済的です」
飾ったものがよく映え、ピン跡やシール跡などは目立たない。そうしたしっくいの良さを生かし、飾り棚をDIYで取りつけたりとさまざまにアレンジを楽しんでいる
大容量のウォークインクローゼットには、ハンガーポールと造作棚を設置。廊下側の入口は、R下がり壁が良いアクセントに
ウォークインクローゼットには廊下とUTの両方からアクセス可。UTで洗濯と乾燥を終えたら、ハンガーごと収納へ。無駄のない家事動線を実現
子ども部屋は2部屋設置。Y邸の床は水まわり以外はすべて無垢材。「肌触りがいいので年中素足で過ごしています。子どもものびのび駆け回っています」
キッチンは対面型とI型で悩んだが、「より広く空間を使えるように」と建成ホームが提案したI型＋造作ダイニングテーブルに。床はメンテナンスが容易なクッションフロアを採用
自慢の吹上天井には木目クロスを張り付け。見せ梁、無垢材床と調和し、開放感あるウッディなリビングとなっている。テレビの裏は使い勝手抜群の大容量の造作収納棚に
